2024年3月10日日曜日

事例集「ポスト2022年の都市農地」詳細目次

 

ポスト2022年の都市農地[目 次]

 

4 [巻頭対談]

ポスト2022年、これからの都市農地政策に期待されるもの

話し手:藤川 智紀東京農業大学 地域環境科学部地域創成科学科 教授

聞き手:佐藤 啓二一般財団法人 都市農地活用支援センター 常務理事

 

12 ポスト2022年の都市農地の課題――本書で取り上げた事例について

佐藤 啓二

一般財団法人 都市農地活用支援センター 常務理事

 

15 事例編―新しい農的活動空間  市民農園

16 くにたちはたけんぼ(東京都国立市)

多目的に活用し歴史的文化のある田畑を継承していく

19 コラム:認定市民緑地制度

20 矢問農園(兵庫県川西市)

大規模市民農園のリニューアルに向けた取組み

22 みみコンeco畑(東京都小金井市)

環境に配慮した多様な装置を導入した地域密着型民間市民農園

25 コラム:任意団体による空間利用

26 わくわく都民農園小金井(東京都小金井市)

都市農地貸借法をフル活用して高齢者活躍と地域交流の拠点を目指す取組み

 

29 事例編―新しい農的活動空間  民間空地等

30 たもんじ交流農園(東京都墨田区)

手づくりの交流農園で伝統野菜を育てる

33 コラム:地域を元気にする活動を応援する「すみだの夢応援助成事業」

34 いちばたけ(兵庫県神戸市)

みんなの職能も活かし、ハード・ソフトの両面から耕すコミュニティ農園

36 みんなのうえんPARK湊川(兵庫県神戸市)

密集市街地の空地を活用したコミュニティ農園

38 アオゾラ農園(大阪府門真市)

設計段階から耐荷重性のある屋上農園を計画、開園後も多角的経営を展開

40 コンフォール松原(埼玉県草加市)

UR住宅団地のクラインガルテン

42 ミクニレッスン(東京都世田谷区)

有名シェフによる学校での食育レッスン

44 エディブル・カヤバエン(東京都中央区)

ビジネス街の屋上菜園で開催されている「食と農・子どもたちの自然学校」

 

45 事例編―新しい農的活動空間  公園・緑地

46 農園付公園(神奈川県横浜市)

子どもからお年寄までが公園で農作業を楽しむ

48平野コープ農園(神戸市兵庫区)、ウジャマー菜園(同長田区)

農に触れる機会を創出するアーバンファーミング

52 新しい農的活動空間への支援

農林水産省「都市農業共生推進等地域支援事業」

53 コラム:農地創出の手順 QA

54 新しい農的活動空間への支援 

生産緑地研究会「市民緑農地」提言

 

57 事例編―農のエリアマネジメント

58 浜ふるさと村・恵みの里など(神奈川県横浜市)

  るまちづくりにおける市民主体の地域運営

60 野市農のある暮らしづくり協議会(一般社団法人TUKURU)(東京都日野市)

農地をまちづくりの資源として積極的に保全・活用する

62 コラム:農の風景育成地区制度

 

63 事例編―農地保全における自治体の役割

64 地方都市での農地保全を考える66「緑農住」まちづくり

(東京都・東京大学 まちづくりガイドライン/ハンドブック )

70 都市自治体の農地保全の取組み(東京都調布市)

72 コラム:空き地活用型農園の広がりからみる都市農地の課題

 

73 事例編―農と調和した開発

74 深大寺ガーデン(東京都調布市)

生産緑地を地域と共生するサスティナブルな空間に

75 新農住コミュニティ野火止台(埼玉県新座市)

農のある暮らしを楽しむ新農住コミュニティ野火止台

76 エコロジー団地 池田の森(静岡県静岡市)農的環境と共生する団地

 

77 事例編―農地保全の新しい担い手

78 就労継続支援(B型)事業所 ぽかぽかワークス(愛知県名古屋市)

地域の耕作放棄地を再生し、自然栽培の田んぼづくりを子どもたちと体験する

81 NPO法人 たがやす(東京都町田市)農家を支援する「有償の援農」

82 NPO法人Co-Batake(福島県須賀川市)

市民農園を開設したい農家と、近隣住民の間の橋渡し役を担う

84 津島・農縁塾「みんパタプロジェクト」(愛知県津島市)

食と農をつなぐまちづくり

 

[特集]

86「農」の 機能発揮支援アドバイザー派遣事業について

88 大阪・生野区の都市農地を活用した地域コミュニティづくり

93トピック:伝統野菜復活の取組み

2023年10月7日土曜日

都市の『農』を考える 農的活動の新展開と[市民緑農地]の提案

 


2023/10/8 セッション「農的活動の新展開と市民緑農地の可能性」 開催案内

全国まちづくり会議 2023 in 東京ちよだ  https://sites.google.com/view/zenmachi2023 
 都市における農への関心の高まりと多様化するオープンスペースの農的活用事例を報告し、「農地」「公園緑地」と並ぶ第三のオープンスペース概念「市民緑農地」の制度化の可能性を議論します。是非ご参加ください。 
 ■開催趣旨・内容 
  地球規模での環境問題・食料問題を背景とした都市内での自然的環境・農的環境への市民意識の高まりには目を見張るものが有ります。私たちの身の回りでも農地や公園、屋上等のオープンスペースを利用した市民グループの「農的活動」-栽培・収穫・調理などを契機としたコミュニティや福祉活動との連携等-を目にすることが多くなっています。
 都市内のオープンスペースは今後ますますその重要性が増しています。一方、現在の法制度では、都市内のオープンスペースは産業活動用地としての「農地」と、公共施設としての「公園・緑地」に二分されていますが、それぞれに後継者難からの農地保全・継続の難しさ、公園財源・管理面からの公園・緑地拡充の難しさという問題に直面しています。 
  本セッションでは、多様化しているオープンスペース利用の個別事例について自治体や活動団体から報告してもらう中で、問題解決の鍵として生産緑地研究会が提言している「農地」、「公園・緑地」と並ぶ第三のオープンスペース概念、「市民緑農地」の制度化の可能性について議論します。 
 ■日 時:2023年10月8日(日)10:00〜12:30 
 ■場 所:明治大学 駿河台キャンパスリバティタワー7階1074室 
 (会場定員:150名、参加無料) + オンラインZoom(先着100名)https://us06web.zoom.us/j/87084679476?pwd=WCtDaUZ4QmZPUUdLQitBMnhPaDgzZz09 
 ミーティング ID: 870 8467 9476 パスコード: 400492  
■主 催:生産緑地研究会 
■参加申込・問合せ: 都市農地活用支援センター(佐藤・小谷)03-5823-4830  
  「生産緑地研究会」は、認定特定非営利活動法人日本都市計画家協会内に設置された研究会です。 座長:故・水口俊典、座長代行:柳沢厚、幹事:佐藤啓二を始め、40名超の専門家が参加してきました。 2016年より7年40回に亘り研究会を開催してきました(2023年4月終了)。
  研究会の提言や事例等を納めた、「都市の農的環境の充実に向けて~全国で進む多様な取組と『市民緑農地』の提案~」(生産緑地研究会編著)を2023年10月出版予定。 

■プログラム 
<第1部> 
 都市における農的活動の新展開  

 ○都市農地制度の推移からみた農的活動の現段階    
  小谷俊哉氏 
  (一財)都市農地活用支援センター主席研究員    

 ○みんなのうえん  ‐空地を利用したワクワクな都会の農園‐   
  金田康孝氏
  (一社)グッドラック代表理事    

 ○たもんじ交流農園  ‐農園を通した交流の輪を広げる‐      
  小川剛氏 
  NPO法人 寺島・玉ノ井まちづくり協議会副理事長    

 ○日野の農のある暮らし  -日野における生ごみたい肥化の取組み~農のある暮らしづくり計画の策定~そして現在の市内各地への展開-  
  氏家健太郎氏     
  日野市役所総務部建築営繕課主任
  /農のある暮らしづくり区協議会&一般社団法人TUKURU(ツクル)応援団 

 <質疑>

<第2部> 
 「市民緑農地」提案とその可能性    

 ○「市民緑農地」の提案   
  佐藤啓二氏
  (一財)都市農地活用支援センター常務理事  

 ○仏国における農的活動の現状        
  広岡裕児氏 
  ジャーナリスト(仏国在住) 

 <質疑・討論>     

 コーディネーター:
  柳沢厚氏
  (C–まち計画室代表)

2019年12月23日月曜日

2019/12/2-3「緑農住まちづくり国際ワークショップ」東京で開催

2019/12/2-3「緑農住まちづくり国際ワークショップ」東京で開催  世界各国の緑農住まちづくりに関わる研究者、自治体職員、農家、住民等が一堂に会し、都市における農にかかわる諸活動や、農地によって形成されるボーダーレスな農住混在ランドスケープの可能性を議論し、持続可能な緑農住まちづくりの在り方を構想する国際ワークショップが、東京の京橋、国分寺等を会場に2日間に渉って行われました。 (12月2日~12月3日。主催:東京大学緑農住プロジェクト研究チーム、NPO法人Green Connection TOKYO)  都市農地活用支援センターからも、防災機能としての都市農地の活用〜防災協力農地の現状と事例について紹介し、ディスカッションのテーマの一つともなりました。  12/2は、京橋のシティラボ東京で、100名を超える参加者により、「食-Food」、「ライフスタイル-Lifestyle」、「空間デザイン-Spatial Design」-をテーマに、各テーマごとにポスターセッション→トークセッションの流れで参加したみなさんが質疑や意見交換を図っていました。  12/3は、東京都国分寺市にて、約60名の参加者により、午前中は市民農園や農家を訪ねるエクスカーション、午後は、市内で日立中央研究所“協創の森”にて、地元の農家と飲食店をつなぐ取組「こくベジ」の紹介のあと、参加者全員がディスカッションに加わるワールドカフェ形式のワークショップが開催されました(テーマは「レジリエンス」「ウェルネス」「コミュニティ」「半農半X」「都市デザイン・土地利用」)。それぞれのテーブルには各国からのメンバー加わり、新たな切り口での議論も展開されました。

2019年12月20日金曜日

2019/12/2-3「緑農住まちづくり国際ワークショップ」東京で開催

 世界各国の緑農住まちづくりに関わる研究者、自治体職員、農家、住民等が一堂に会し、都市における農にかかわる諸活動や、農地によって形成されるボーダーレスな農住混在ランドスケープの可能性を議論し、持続可能な緑農住まちづくりの在り方を構想する国際ワークショップが、東京の京橋、国分寺等を会場に2日間に渉って行われました。
(12月2日~12月3日。主催:東京大学緑農住プロジェクト研究チーム、NPO法人Green Connection TOKYO)

 都市農地活用支援センターからも、防災機能としての都市農地の活用〜防災協力農地の現状と事例について紹介し、ディスカッションのテーマの一つともなりました。

 12/2は、京橋のシティラボ東京で、100名を超える参加者により、「食-Food」、「ライフスタイル-Lifestyle」、「空間デザイン-Spatial Design」-をテーマに、各テーマごとにポスターセッション→トークセッションの流れで参加したみなさんが質疑や意見交換を図っていました。

 12/3は、東京都国分寺市にて、約60名の参加者により、午前中は市民農園や農家を訪ねるエクスカーション、午後は、市内で日立中央研究所“協創の森”にて、地元の農家と飲食店をつなぐ取組「こくベジ」の紹介のあと、参加者全員がディスカッションに加わるワールドカフェ形式のワークショップが開催されました(テーマは「レジリエンス」「ウェルネス」「コミュニティ」「半農半X」「都市デザイン・土地利用」)。それぞれのテーブルには各国からのメンバー加わり、新たな切り口での議論も展開されました。

 



2019/11/29-12/1 「世界都市農業サミット」練馬区が開催

 2019年11月29日より12月1日まで、 都市農業の魅力と可能性を世界に発信するため、東京都練馬区主催で都市農業について積極的な取組を行っている海外5都市(ニューヨーク、ロンドン、ジャカルタ、ソウル、トロント)から農業者や研究者、行政担当者を招いて、分科会・シンポジウム、関連イベントにより、都市農業の魅力と可能性を共有して相互に学び、更なる都市農業の発展を目指す「世界都市農業サミット」が開催されました。
 分科会は、「生産・流通・消費」「コミュニティ」「まちづくり」をテーマに3分科会同時開催。「まちづくり分科会」では前半に練馬および各都市参加者から個々の取組について情報提供、後半は世界各都市で異なる制度や体制、地域性を背景に掘り下げていくトークセッションが行われました。
 シンポジウムでも、各都市の都市農業に関する取組紹介がなされるとともに、「農のある都市」「都市農業の生産機能」「都市農業における都市住民・消費者の役割」「都市農業で暮らしと社会を豊かにする」等をテーマにディスカッションが行われ、  最後に「世界都市農業サミット宣言」が発表されました。
 また、関連して 農業体験農園で防災協力農地としての炊き出し訓練や農の風景育成地区における農のマルシェ等のイベント、公募により「都市での暮らしをさらに魅力あるものにするための、まちのなかの農に関する企画」についての取組を一年間区内で農に関する活動を行ってきた地域密着型のみどり環境のNPOや地元中学生グループが、成果発表を行うコンテストをはじめ、まちなかにある「農」を体験するプログラムも数多く行われました。
 こうした取り組みは練馬の各地で日常的にも見られる光景ですが、世界との比較を通じて日本の都市農業や農のある暮らしづくりの意義等について、俯瞰して捉えることができる機会ともなりました。

 練馬区役所紹介ページ
 https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/nogyo/summit.html










 

2018年9月13日木曜日

2018/10/3(水) 東京経済大学 研究会「 多摩地域の都市農業~『強い農業』の可能性」

2018/10/3(水) 東京経済大学 研究会 創立120周年記念事業 「21世紀の多摩学」
第3回研究会「 多摩地域の都市農業~『強い農業』の可能性

東京経済大学では創立120周年を迎え、記念事業の一環として、 地域連携センター主催の 「21世紀の多摩学」と題し、連続研究会を開催しています。

第3回研究会では「 多摩地域の都市農業~『強い農業』の可能性」と題し、都市農地をとりあげます。

都市化圧力との共存を強いられてきた都市農業。その魅力と可能性を 最大限に引き出すあらたな生産と流通のしくみを考えます。

講師に当センター研究員が講師として登壇します。

■ 日時: 2018年 10月3日 ㈬ 18:00~20:00
■ 場所: 国分寺市立cocobunjiプラザ セミナールーム   (国分寺駅北口 cocobunji WEST 5階)
■ 講師:
 小谷 俊哉 氏   [一般財団法人 都市農地活用支援センター 主任研究員 ]  
 磯沼 正徳 氏   [磯沼ミルクファーム代表]
 菱沼 勇介 氏   [株式会社エマリコくにたち代表取締役]
■参加・申込方法:参加無料、定員30人 (申込不要、当日先着)
■主催・連絡先
東京経済大学  地域連携センター  東京都国分寺市南町1-7-34東京経済大学  tel.042-328-7950 Email/crc@s.tku.ac.jp